2018年01月10日

コミケ93反省記。

 十万人以上はいるコミケ3日目の会場敷地内。
 小雪降る中、早足で移動する僕の視界には誰一人いなかった。

 こんにちは、土俵際ダンサー、KUROです。
 今回のコミケは、珍しく3日目には行こうと思えば最寄り駅の始発で出発も出来る状態でした。
 ですので前日に僕は「始発の次くらいで行こうかなぁ〜」なんて言ってました。
「いやそんな必要は無いんだけど暗い内に会場についてボヘ〜と色々眺めようかな」とか。
「迷子にならない様にだと? はっ! もう何度行ってると思ってるンだい?」とかね。
 今思えばフラグ乱立ですね。
 
 その前日、三日目に出す折本につけるおまけペーパーを描いておりました。
 時間的にはチョー余裕……のはずでした。
 描いてる途中で新しいネタを思い付きさえしなければ。
 
 結局日が変わる少し前に完成、コンビニでコピーして、折るのは会場ってことにして。
 就寝は夜中の2時頃だったでしょうか、これで始発の次あたりを狙うのはちょいと辛い。
 まぁそもそもそんなに早く行く必要なんて皆無ですからここはしっかり睡眠時間を確保する事にしましょう。
 
 ってことで翌日、大概はここで寝過ごしたりして遅刻なんてのがテンプレですが大丈夫。
 この日の朝6時には起きておりました。
 最寄り駅から会場の駅までは約1時間、余裕もいいところですね。
 準備も昨夜に済んでますからノンビリ落ち着いて、新刊のツイッタ宣伝や艦これの演習やFGOのAP消化などを済ませて。
 ……うん、大丈夫問題無い、出発したのは多分7時ちょい過ぎあたりだと思う、余裕余裕。
 
 んで駅に着いて、吉野家で朝飯食べて、電車に乗って、一つ目の乗り換えで駅ソバも食べて、次の乗り換えでトイレ(大)行って。
(この↑間一切時間確認せず)
 ふと気付いたらサークル入場〆切の9時まで残り約20分。
 全部ウンコのせいにしてしまおう。
 
 いやービックリですね、完全な自業自得、何に毒づけばいいのやら。
 ですがまー大丈夫、ここは八丁堀。
 次の電車に乗れば15分もあれば国際展示場駅です、間に合う間に合う。
 そんなわけで早速やってきた電車に乗ります、ドアが閉まります、アナウンスが流れます。
「次は東京駅〜次は東京駅〜」
 や ら か し た ♡


 逆方向やないかっ!
 おい待て己、何回コミケ行って何回このルート通ってると思ってるんだ、なんで今さら乗る電車っつーか乗る方向間違えるんだよっ!?
 いやだって待てよおい納得いかねぇ今までずっとこのホームでこっち方向の電車に乗ってたよねっ?
 これ書いてる今だってこの記憶に関しては不可解だ!
(つまりただの記憶違いとか思い違いとか思い込みとか勘違いとかいつものことじゃんとか言う子はお口チャックで)
 
 バックンバックン言う心臓を無視して電車は無情にも東京駅に着きました。
 降りたホームの反対側が引き返す路線ですが、次に来るのは9時過ぎの模様、詰んだかな。
 ですがこの時期に東京の電車が15分以上待たなければ来ない、というのはおかしい? かな??
 と、引き返す電車を検索したらやはりそれより早い電車がありました、スマホ様ありがとう!
 それは向かいのホームに今まさに入って来ようとしている電車です!
 
 重いカートを引いて階段ダッシュ。
 昔これをやってつまづいて深夜の駅の階段に同人誌とかぶちまけた事があったな、とかトラウマを刺激されつつ。
 嗚呼、なんでこんなことに。
 
 こうしてどうにか引き返す事は出来ましたが、この時点で9時までもう10分もありません。
 時間オーバーは確実です。
 が、ここで過去のあかんたれ経験が生きます。
 大丈夫、サークル用順路は(多分)電車の遅延や何やを考慮して9時を過ぎても数分は開いてくれている!
 はずだ! 多分! きっと! ダメ元で! そこを何とか! お慈悲!
 ……10分以上はオーバーするんですけどね。
 とりあえずここで一旦色々諦める。
 
 まーこーなるともー出来る事は何も無いわけで、開き直って落ち着いて車内を眺めるといつもは同類のカート者でいっぱいの車内なのに空いてるわカートなんざ僕しかいないわで「そりゃそうですよねー」と凹むしかなく、どうしてこんなことに、と小雨降る空を眺めるばかり。
 
 そして国際展示場駅到着。カートに気を使いつつ早足で移動、駅を出てすぐ右へ、少し歩くとそこには!
 有りました!
「サークル参加者はこちら」的案内看板です! まだ撤去されていません!
 今まさに撤去されようとしている様にも見えますが、まだです!

 つまり間に合ったということです(違います)!
 皆はこんなサークル参加者にはなるなよ! 絶対だぞ!
(あともし今後こんな事になってギリギリでアウトになったとしても絶対にゴネたりするんじゃないぞ)
(勿論僕もゴネたりスネたりフテたりする気は全く無かった)
(遅刻が確定した時点でひとまず全て諦めるのが大事、そこからは全てダメ元な気持ちで)

 
 この時間になるとサークル参加者はビッグサイトのピラミッドの下では無く、もっと奥の方から入る様に順路が切り替わってます。
 大きな交差点を2つ越えていくルートで、交差点にはスタッフさんがいて誘導や整理をしてくれています。
 僕が一つ目の交差点に着いたときは整理は必要無くなってましたが。
 僕だけだったからね……。

 そこから道なりにまっすぐ行くと施設の敷地内の端っこに入り、道なりに移動……すればいいのかな?
 この辺案内図とか一切なく、また前後左右見事に人っ子一人見当たらず、小雨は雪に変わり。
 そこには荒い息で汗だくの早足カートオッサンが居るだけでした。
 コミケ真っ最中の会場付近でこれはなんて貴重で不用な体験。
 
 道を間違ってないことを祈りつつ道なりに移動、間もなくして二つ目の交差点に。
 そこにスタッフさんがいることにどれほどの安堵があったことか!
 そして疲労で足がプルプルしてきましたが無視して早歩きで裏門的サークル入り口に無事到着!
「え? サークルの人? まだ居たの!?」みたいな反応をモギリのスタッフさんにされました、はい、居たんです、スミマセン。
 もぎられたすぐ後に入り口のテーブルが片付けられ始めた様な気がしますが気のせいにする。
 
 サークル入場チキンレース、おそらく3本の指には入ってたでしょうね。
 
 とにかく。
 とにかく無事サークルとして入場を果たしました、大勝利です!
 確かこの辺でアナウンスが「あと10分でガレリア(中央通路)封鎖します」とか言ってた気がする。
 つまり現在時刻大体9時20分。
 小雪降る中、滝の様な汗を流すには10分もあれば余裕か……体感的には30分以上にも感じたのですが。
 開場時刻は10時、残りはざっくり40分。
 今回はポスター等設営に時間の掛かるモノはありません、ペーパーを折る時間を考えたらギリギリですがまぁ間に合うでしょう。
 
 無事スペースに辿りつければな……。
 呆れた事にまだ終わらんのだよ。

 呼気は荒く汗は滝、時間は逼迫、気は焦る。
 東1ホールの入り口から入り、混雑する会場内を人混みに足を抑えられながら記憶を頼りに自スペースを目指します。
「確かスペースは『ケの40ウン番』だったよなー」と。
「近づいたらチケットでちゃんと確認しよう」と。
 痛恨のミス、この野郎ここでも己の記憶をアテにしてしまいました。
 
 人混みの中、東2ホールを突っ切り東3ホールの「ケ」のあたりに辿り着きました。
 ―――空気が、おかしい。
 僕のスペースはいわゆる「触手島」と呼ばれる一種隔離エリアな様相を呈する(被害妄想)のですが。
 この「ケ」のあたりは、なんて言うか、明るい。
 空気が軽いと言いますか色彩が明るいといいますか。
 具体的にはソコのポスターのイリヤスフィールに触手が絡んでいない。
 
 っていうかこの周囲ってFGO? タイプムーンエリアっぽい?
 そりゃ触手が混ざれない事はないけどさ? ん〜?
 
 疲労と焦りでプルプルする手でサークルチケットを確認。
 当サークル大黒堂のスペースは。
「東-K-43b」

ケ≠K(ケー)
「っっっくしょうっ!」
 通路の隅っこで声出して叫んだわ。
 
「K」ってのはね今さっき入ってきた東1ホール入口のね、目の前。

 引き返してる間に9時半。
 ガレリア封鎖がアナウンスされました。
 もし「K」が別棟(東4/5/6)だったら詰んでました、ここまできて、また記憶違いのせいで。
 
 這々の体で今度こそ自スペースに到着。
 お隣でとっくに完全にしっかりと設営を終えた国際触手研究學会さん(大変お世話になりました)から「何人も来て、去っていたよ」と。
 ……申し訳なし。
 せめてこの反省記で笑うなり嗤うなり嘲笑うなりしていただければ幸いです。
 
 開場まで残り約25分。
 大急ぎで敷き布引いて汗拭いて箱開けて汗拭いて本出して汗拭いて値札付けて汗拭いて汗拭いて汗拭いて。
 外は雪降ってんだけどなぁ……。
 
 そして設営最後の作業、ペーパーを折っている間に10時、開場。
 大丈夫、ウチにいきなり来る物好きは居ない、最初の一人が来る前には折り終わ
「新刊下さい」
 早いよ! もっと他に行くべきところが有るでしょう!? 物好きめ、愛してる!
「ありがとうございます、こちら新刊の体験版とペーパー、折りたてでございます」

 そんな大晦日の始まり。
posted by KURO at 17:38| 同人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする